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あら!
白色の液体が入ったフラスコを振ると,液体が青色に!
そしてしばらくすると元に戻る!?
不思議ですね~
これは昨日,化学部が行った実験です。
フラスコの中身の正体は,
・水酸化ナトリウム水溶液
(強いアルカリ性)
・ブドウ糖
アルカリ性のブドウ糖水溶液は還元作用【酸化(酸素と結びつく反応)の逆の反応】をもつ。
・メチレンブルー
(水槽に入れる青色の液体といえばイメージがわきやすいでしょうか。還元されると色が消え,酸化されると青色になります。)
簡単に説明すると以下のとおりです。
<静止させているとき>
本来は青色になっているはずのメチレンブルーが,アルカリ性のブドウ糖水溶液により還元されることで,青色が消えている。
<激しく降ると>
フラスコ内の酸素が溶け込み,水溶液が酸化されメチレンブルーが青色になる。
<静かに置くと>
水溶液から気体の酸素が抜け出るので,メチレンブルーが再び無色になる。
BTB溶液やフェノールフタレイン液のように,液体を滴下することで変わるのはイメージしやすいですが,振るだけで色が変わって,しかも静置すると元に戻るというのが面白いところですね!
ちなみに,
念力を送るような身振り手振りと,「どうだ!」といわんばかりのドヤ顔で,化学部の先生に見せつけられました(笑)。