2013年10月31日木曜日

2013.10.31 消える青色!?

まずはこちらの動画をご覧になってください。


※ブラウザの設定等によっては見れないかもしれません。

あら!
白色の液体が入ったフラスコを振ると,液体が青色に!
そしてしばらくすると元に戻る!?

不思議ですね~

これは昨日,化学部が行った実験です。



フラスコの中身の正体は,
・水酸化ナトリウム水溶液
(強いアルカリ性)
・ブドウ糖
アルカリ性のブドウ糖水溶液は還元作用【酸化(酸素と結びつく反応)の逆の反応】をもつ。
・メチレンブルー
(水槽に入れる青色の液体といえばイメージがわきやすいでしょうか。還元されると色が消え,酸化されると青色になります。)



簡単に説明すると以下のとおりです。
<静止させているとき>

本来は青色になっているはずのメチレンブルーが,アルカリ性のブドウ糖水溶液により還元されることで,青色が消えている。

<激しく降ると>

フラスコ内の酸素が溶け込み,水溶液が酸化されメチレンブルーが青色になる。

<静かに置くと>

水溶液から気体の酸素が抜け出るので,メチレンブルーが再び無色になる。


BTB溶液やフェノールフタレイン液のように,液体を滴下することで変わるのはイメージしやすいですが,振るだけで色が変わって,しかも静置すると元に戻るというのが面白いところですね!



ちなみに,
念力を送るような身振り手振りと,「どうだ!」といわんばかりのドヤ顔で,化学部の先生に見せつけられました(笑)。

2013年10月30日水曜日

2013.10.30 留学生との交流会を実施しました

今日は新生徒会がゼロの状態から企画した行事を行いました。
10月末だということで,ハロウィンパーティを兼ねた留学生との交流会となりました。


新生徒会長の兒玉君のあいさつ。
「今日は楽しんでいきましょう!」

今日のゲストはこちら。
イタリアからの留学生であるルチア・バッカロさん。
国旗を持ってきてくれ,日本語メインで自己紹介してくれました。
わずかな期間で日本語が上手になっていたことに驚きました。

次は生徒たちが英語で自己紹介。
急に指名されてたじたじですが,しっかり話せました。

先生も自己紹介。
胸に貼ってあるローマ字表記の名札も生徒会が作ってくれました。

1年生も堂々と!

続いては,ファミリー対抗による英語での伝言ゲーム。


簡単な英語ですがちゃんと伝わるでしょうか?

ルチアさんにもちゃんと正確に!

不正解の班は罰ゲーム。
といっても勉強の内容も兼ねて,四字熟語を3つ挙げよ!
 
先生も罰ゲーム。
「I hope for peace(世界の平和を望みます)」
が,
「I hope  beaf(牛肉ください!)」
と聞こえたようです。
弁解をしていました。

休み時間中は,中学生が積極的にルチアさんに話しかけていました。


後半はアメの争奪戦を兼ねたジャンケントーナメント。

「Rock,paper,scissors,1,2,3!

「アメは渡さないぞ~」


後半もみんな楽しんでくれていました!
生徒会のみんなも直前まで必死に準備をしてくれました!
司会進行もお疲れ様でした!







2013年10月29日火曜日

2013.10.29 コツコツと

火曜日のHOSHOタイム。
今週の金曜日には漢字検定も迫っていますので,ちょっと生徒たちも気合が入っているところです。
基礎基本をコツコツと積み重ね,合格を勝ち取ろう!


ところで,

「コツコツと勉強する」
とよく耳にしますね。
(最近,間違ったことは記事にできないと思い,言葉を調べることが多くなりました。勉強になります。)

「コツ」

ちゃんと漢字があるようです。

兀(こつ)
<意味>
1.高く突き出たさま。
2.他を抜いて、ただひとり、また、ただ一つがんばるさま。


(こつこつ)
<意味>
地味ではあるが着実に物事を行うさま。ある一つの物事に対して、休まず目立たない努力を続けるようす。

正直,円周率のπ(パイ)じゃないの?と思いがちですが全く無関係のようです。

以上,コツコツについての説明でした。



一方,放課後学習では,宮崎大学へ在学中の卒業生が毎日来てくれてサポート中。
わずかな疑問を早いうちに解決!


中学1年生と大学1年生。
卒業生が鵬翔ファミリーの1人として
在校生をバックアップしてくれています!

2013年10月28日月曜日

2013.10.28 話のネタ

話のネタ・・・

“ネタ”というのは種の倒置語で,もともとは商売における商品にあたるものらしいですね。
このブログの“ネタ”もある意味,鵬翔中のいいところを知ってください!という商品みたいなものですかね。
毎日の日替わり商品,皆様に満足していただいているでしょうか・・・!?


教師という職業をしていると,毎日のように生徒の前で話をします。当たり前ですけど。
幼い頃,話をするのがすごく苦手だった私は,毎日緊張もせず話をする先生の姿を見て,
「すごいな,よくあんなに話せるもんだな・・・」
と感じたものです。


そういう自分も教壇に立ち,生徒の前で何百回,何千回と話をしてきました。
最初はつたないですが,慣れると話せるものです。
伝えたいキーワードを頭に並べ,順序だてて話をしていく。
うまくいったかどうかは生徒の表情を見れば分かるようになってきました。
とにかく経験を積むことですね。
ベテランの先生にどうしても勝てないところはここです。


今日のHOSHOタイムの清掃終了時での班の反省会での一幕。
私の班では毎回,テーマ自由で一言話をさせます。


今日ある生徒が,
「あと数ヶ月でいいともが終わりますね」(→それを聞いてビックリしていた生徒にさらにビックリしました)
「あと数ヶ月で義務教育が終わりますね」
とか伝えたいキーワードは分かるんですが,全体像がまったく見えない話でした。
相手にうまく伝えることがなかなかできていない・・・

昔の自分を見ているみたい・・・



今日は1時間目のLHRにて,たまたま“1分間スピーチ”についてクラスで話す予定でしたので,彼には悪かったですが,ちょっとした失敗例として挙げさせてもらいました。


「1分間スピーチ」
これってけっこう小学校で取り組まれてきたようですね。
如何せん,まったく話せないものです。

これまで,白紙のプリントに思いつくままに言葉を並べてきましたが(以前の活動記録(リンク)),
今日は話す内容を具体的に絞り込んで作業にしました。
これがなかなか上手くできないことに気付きました。

よく実践例として取り入れられる形式を使いました。

連想される言葉を入れていくのはこの前と同じですが,主題とかけ離れてて使えないキーワードばかり・・・
机間指導しながらアドバイスしていきました。



少しだけ生徒の思考回路を紹介。


うんうん,今年は特に流行語が何になるか気になるところですね!
自分なりの上位予想や,ダークホースみたいな言葉も紹介してくれると面白そうです。

こちらはシンプルに季節について。
好きな季節を紹介し,その理由や魅力について聞きたいです。

ちょっとスケールが大きくなって海面上昇について。
環境問題をみんなに訴えかけることで,意識が少しでも変わっていくといいですね。

正直いって生徒たちの反応は,ちょっと嫌だな~という反応でした。
失敗するのが怖いですし,恥ずかしさがあるからですね。
でもその失敗や恥じらいを経験させるのが目的の1つでもあります。

ただのおしゃべりさんではなくて,情報収集や構成,話し方を身に付け,“話せる”人になろう!

2013年10月26日土曜日

2013.10.26 いわし雲

台風一過!
といっても宮崎県はたいしたことなかったですが・・・

今日の宮崎の朝は雲1つない空です!
見事に光が差し込みました!


鵬翔中学校から東の空を眺める

そして今日の宮崎日日新聞のこども新聞の宮日文芸のコーナーにて
「雲」をテーマにした俳句が掲載されました!
しかも2つ!


2年生  川越由愛さん(本郷小出身)
いわし雲  追いかけてみる  日暮れ道

2年生  堀川佳帆さん(宮崎南小出身)
いわし雲  後ろをサメが  追いかける



いわし雲とは「巻積雲」のことです。うろこ雲ともいわれます。
秋の空に代表される雲ですね。

いい俳句ができました。
2人とも掲載おめでとうございます!


2013年10月25日金曜日

2013.10.25 光を差し込む

今日は台風27号の影響により学校が休校となってしまいました。
宮崎県でも8時過ぎに暴風警報が出ましたね。
中2では天気の分野を学習したばかりなので気象の変化が多いのは確認のためにもいいことですが,ここまで台風が接近されると授業ができなくなるので逆に困ったものです。
早く光が差し込んでほしいですね。


ところで,荒れに荒れるといえばここ最近のセンター試験。
難易度の変化に現場は混乱。
今後の制度の変化に現場は大混乱。
受験指導にウェイトがかかりすぎて本来の学習に支障が出てきそうな勢いです。
でも生徒の進路実現に全力でサポートし,生徒に明るい光が差すようにするのが私たちの使命。


そんなセンター試験を課さない推薦入試やAO入試があります。
学力だけによらない,各大学のアドミッションポリシーに沿った人材を送り出す入試です。
今日,学校は休校でしたが,国公立大学のAO入試の2次審査対策の指導を行う場面がありました。

特進英数科の女子寮生。
今日はたっぷりとレポートの添削指導ができました。
学級担任をはじめ,教科担任も各分野においてバックアップ!

国公立大学の推薦入試の願書受付の時期も11月上旬に集中しています。
このチャンスをしっかり掴もう!

また,防衛医科大学校や防衛大学校の入試も直前に迫っていますね。
受験生の皆さん,健闘を祈ります!




2013年10月24日木曜日

2013.10.24 自分たちの手で

定期考査の結果が返却されて生徒たちも一喜一憂しているところです。

そんな中,新生徒会のメンバーが来週実施される生徒会の企画イベントの準備をしています。


今日も少し残って作業。
明日休校になってしまったので,慌てて準備。
新生徒会が動き始めた直後の委員会活動で
「何かイベントを企画したい!」ということで始まりました。
そこで考えたのが,“勉強もしつつ,みんなとの交流が図れるイベント”

「自分たちの手で本気でやりたいなら企画書作ってみれば?OKになるか分からんけどね」

と生徒会役員に少々挑発気味に投げかけると,
逆に火がついてわずか1時間でアウトラインをしっかり作ってきました。
そして見事承認。

そこからコツコツと話し合いを重ねて内容を練っています。
成功するかはやってみなければ分かりませんが,
まあ,とにかくやってみよう!

2013年10月23日水曜日

2013.10.23 走る 走らない

今日は防災訓練を実施しました。

あいにくの雨だったのでグラウンドを使うことができず,移動が困難でした。
通常の避難訓練であればアウトでしょうが,本当に混雑した状況で火事が起こったと思うと恐ろしいなと感じたところです。

体育館へ避難。
中学,高校,看護専攻科からの代表者が消火器の使い方を演示しました。
※もちろん今日に限っては,中身は空気のみです。

最後に,特進英数科2年の泉さんがお礼を述べました。
押さない,走らない,しゃべらない,戻らない
慌てずに落ち着いた態度で臨むことができました。




一方,
昨日22日の午前中,ちょうど外務省講座が開かれている時間帯に
生目の杜運動公園にて中体連の駅伝大会が開催されていました。

こちらはどんどん走ってます!

3年生の西川君。彼がみんなに呼びかけてチーム結成!

いい笑顔で走ってます!

初出場にしては大健闘!
3年生もいい思い出になりましたね。
しっかりたすきをつなぎました!
みんなお疲れ様!
新人戦も挑戦してみては!?

2013年10月22日火曜日

2013.10.22 日本のために働く人たち

今日は,外務省よりお越しいただいた今田克彦先生より,
「外務省の仕事とは  ~より広く,より深く~ 」とう演題で講演をしていただきました。

今田先生は中南米局 南米課の首席事務官です。
総理大臣を補佐する仕事なども経験してらっしゃいます。

外交官がどんな仕事をしているのか具体的に説明してくださいました。


記憶に新しいソマリア沖の海賊対策による自衛隊派遣。
今田先生がこれまでに携わったお仕事の1つです。
これを機に日本船への海賊の被害がなくなったそうです。
日本を守ってくれていますね!

ちょっとしたブレイクも含んでクイズタイム。

意外な答えもあって楽しむことができました!

今日は特進英数科の1,2年生も参加。
学校の授業での小話は真実なのかを追究しました。

全体会が終わったあとに,中学生が今田先生を囲んで座談会。

全体会で聞けなかった素朴な質問をぶつけました。
今田先生はとても分かりやすい視点で説明してくださいました。
経験談を多く語られ,とても吸い込まれそうなお話ばかりでした。

外交官の方々が私たちの見えないところで日本のために活躍されていることがよく分かりました!
本校からも未来の外交官が生まれることを期待しましょう。

ほかにも人のため,宮崎のため,日本のため,世界のために活躍できる場がたくさんあります。
鵬翔生よ,鵬のごとく翔び立て!

2013年10月21日月曜日

2013.10.21 ハイジのブランコはすごい

今日は特にネタが見つからずに苦しんでいたところだったのですが,
せっかく昨日チャレンジテストを受験してくれた小学生の皆さんにちょっと解説講義

昨日の理科の問題で,正答率が低かった“振り子(ふりこ)”について考えてみましょう。

ここでのポイントは,“振り子の等時性(とうじせい)”です。

振り子が振れるときの要素はいくつかあります。
1.振り子の長さ
2.振り子のふれはば(振幅)
3.振り子のおもりの質量(小学生のみなさんは重さと考えてよいでしょう)
です。

表に10回往復する時間が載っていましたね。
結論から言うと,振り子が往復する時間は,“振り子の長さ”で決まります


せっかくなので,歴史上の人物を登場させましょう。
かの有名な『ガリレオ・ガリレイ』です。

実は振り子の等時性を見つけたのはガリレオ・ガリレイです。
ピサの学生時代に,彼が出入りしていた教会にはランプが天井からくさりでつるしてありました。それが振動しているのを見たガリレオは自分の脈拍を使って周期(往復する時間)を測定しました。そしてランプの振動の周期がふれはばの大小に関係ないことに気付きました。

その後ガリレオは糸でコルクの球をつるしたり,鉛の球をつるしたりして実験し,振動の周期が糸の長さだけで決まることに気がつきました。
※アルプスの少女ハイジのブランコの周期が長いのは,ブランコの長さがおそろしく長いからです・・・
ガリレオだったら絶対乗らないでしょうね(笑)。
ちなみに周期が約8秒だとすると,ブランコの長さが16mほどですね。
(ロープの重さや角度を無視したとして。)
周期を2乗して,9.8倍して,4で割って,円周率(3.14・・・)の2乗で割ると振り子の長さが計算できます。
ぜひ計算してみてください!


余談として,
ガリレオは物理学や天文学で有名ですよね。
もともと数学者になろうと思っていたそうです。ですが数学教師の収入はあまりにも少なそうにみえたので父と相談して医者になろうと思い,17歳でピサの大学に入ったそうです。
(参考文献  物理のあしあと  奥田 毅 著)

周期を脈拍で測ろうとしたところが医学生らしいですよね。
普通そんなこと調べるか!?と思いますが,やはり天才はそこが違うのでしょう。
収入のことで医者になろうと決めたところが少し腑に落ちないですけど・・・



話を戻しましょうか。
ふりこの長さが,
50cmのときは1往復で1.4秒
1mのときは1往復で2.0秒となります。
(正確には少し値が異なりますが,解きやすい数値に近づけて出題していました。)

問については,おもりの重さやふれはばの違いは無視して,振り子の長さのみ注意すればいいわけです。(4)~(6)の解説です。

(4)ふりこの長さ50cm,おもりの重さ10g,ふりこのふれはば30cmのふりこが,5往復する時間は何秒ですか。

→1往復は1.4秒です。よって5往復では7秒となります。   答え)7秒

(5)ふりこの長さ1m,おもりの重さ20g,ふりこのふれはば20cmのふりこを1分間ふらせると何往復しますか。

→同じく1往復は2.0秒です。1分間=60秒ですから,30往復します。  答え)30往復

(6) 支持ぼうの真下50cmのところにくぎをおき,ふりこの長さ1m,おもりの重さ30gのふりこをふらせる実験をしたところ,図のような動きをし,A点と同じ高さのC点まで上がり,ふたたびA点までもどってきました。1往復する時間は何秒になりますか。





→途中で振り子の長さが変わることに注意です。

A→Bでは1m,B→Cでは50cm,C→Bでは50cm,B→Aでは1m
ですよね。

また,1mの振り子の1往復が2.0秒であるので,A→Bではその4分の1の0.5秒ということになります。同様にして,B→Cは50cmの振り子なので0.35秒です。

よって,
A→B:0.5秒,B→C:0.35秒,C→B:0.35秒,B→A:0.5秒となるので,
答えは,

1.7秒です!

正解したかな?

2013年10月20日日曜日

2013.10.20 第2回特待生チャレンジテストを実施しました!

本日,第2回特待生チャレンジテストが実施されました。
200名を越える受験の申込をいただきました。ありがとうございました!


本校の在校生も補助員として対応させていただきました。

国語,算数,理科,社会の順に試験実施。
いつもの力が発揮できたでしょうか?
本番の入試は1月4日です。
ぜひ受験してくださいね!

テストと並行して入試説明を含む学校説明会を実施しました。
多数の参加ありがとうございました!

本日の結果は約10日後に郵送いたします。