2014年4月29日火曜日

2014.4.29 失ったものは何もない

4月28日(月)の宮崎日日新聞の若い目に,
中学3年生の長友康紀君の作文が掲載されました。

彼の修学旅行中の悲劇をご覧ください↓


「先生,キャリーバッグの鍵を忘れました・・・!」
と,大きなキャリーバッグを持った生徒が私に近寄りました。

「ん~,破壊するわけにもいかんしね・・・。とりあえず家に電話!」

お母さんは空港に送ってきた直後であり,おそらく現在帰宅途中。
携帯電話を貸し,自宅にいるお父さんへ電話。
なんとか間に合うタイミング。

10分後・・・
おや,あそこにいるのはお母さんでは?

お父さんから電話をしているものの,お母さんには連絡が届いていなかったようで。
しかも,その状況に気づいていないままという危機的な状況。

状況を確認したお母さんもさすがにあわてていらっしゃる。

と思った矢先・・・

手荷物用のバッグの中から鍵が出てくるというオチ・・・。


「先が思いやられるよ・・・」


と心配しておりましたら,後半の出来事。

千歳→羽田→宮崎の乗継が時間的にバタバタ。
空港スタッフの方に配慮してもらい,裏道ルートを通ったりしているとき,
みんなが慌てている中,さらに慌てる生徒。

「次は何だよ!?」

と思ったら・・・まさかのチケット紛失。

ん~,大変なことが起こっているが何とかなるだろう(ここまで来ると大して驚かなくなる)

と添乗員さんにそこは任せ,2人の除いてとりあえず搭乗。
しばらくすると全員そろったので,無事に帰りつきました。


めでたし,めでたしでしたが・・・

長友君よ,後ろのポケットから出てきたという事実は今初めて知ったぞ!


結局,何も無くしてないじゃん!