2015年11月17日火曜日

2015.11.17 APU英語研修

今週の月曜日から、J2、J3はAPU立命館アジア太平洋大学および九州大学において、2泊3日の研修をおこなっています。

16日(月)・17日(火)の2日間は、大分のAPU立命館アジア太平洋大学において、J2、J3の英語研修が行われました。
本校のAPU英語研修は、今年で8年目となります。

APUでは、定期的に、決まったテーマにちなんだ行事が開催されています。
今回はバングラディシュウィークでした。

初日の研修は、まずAPUでの開校式から始まりました。

J3Aの胡元玲くん(青島小出身)が、生徒代表挨拶をおこないました。

開校式の後は、APUの学生(通称GASS)によるキャンパス案内がおこなわれました。

研修中は多くの学生に参加していただきました。
こちらは、スリランカからの留学生のサチさん。
キャンパス案内中の話が大変盛り上がったようです。
韓国からの留学生のジュオンさん。
大学内の施設について、ユーモアたっぷりに案内してくれました。

案内終了後はさっそくフリーインタビューです。

APUの学生から説明を受けながら、インタビューの準備を整えます
予行練習をして、最終チェックです

30分ほどの説明・練習のあと、キャンパス内にいる留学生に英語のみでインタビューをします。

"Excuse me. Do you have a time?"

と声をかけるのですが、最初の一人に声を掛けるのにはとても勇気がいります。
しかし、グループの仲間と助け合いながらインタビューを続けていきます。
声をかける人数が増えてくると、かなり慣れてきたのか、余裕の表情が見えてきました。

キャンパス内を歩いている留学生に、自主的に声を掛けます。
緊張するのも勉強のうちですよ!
より多くのインタビューをしようと、
メンバーで手分けをして活動している班もありました
大学の講義の合間に、中学生のインタビューを快く受けてくれました
英語力の限りを尽くしてコミュニケーションをとります

あっという間にインタビュータイムの45分が経過しました。
再び教室に戻り、各班がインタビューの成果を報告します。
終わってみれば、どの班も平均20組ほどにインタビューをし、多い班では33組の留学生にインタビューをしていました。
質問や言いたいことのニュアンスが伝わらないもどかしさも経験したようですが、英語で話しかけることに対する抵抗が多少なりとも和らいだようでした。

APハウスへのチェックイン後は、国際学生とのビュッフェパーティーが開かれました。10名程度の留学生が参加をしましたが、直前のインタビューの余韻が残っているのか、積極的に話しかける生徒の姿が多く見られました。


初日の研修は夜も続きます。
夜は、自学の時間が設けられ、全教科の課題が配布されました。
そして、英語の小テストも行われました。
子どもたちはみな、研修という意味がしっかりと理解できていて、課題を目の前に黙学の精神で一心に勉強を続けました。

勉強合宿同様、黙学を貫きます
培ってきた集中力で、課題もこなしてしまいましょう!
小テスト前に入念に範囲のチェックをしました。
満点は取れたかな?

2日目は、国際学生11人との国際交流がおこなわれました。

留学生たちは、ネパール、インド、フィジー、インドネシアなど
様々な国からAPUへ留学しています。

本校の11の班に1人ずつ留学生が入ります。
留学生は、パソコンやタブレットを使って、自国の言語や文化についての紹介を英語でおこない、生徒は留学生に対して、英語でインタビューをしました。
習ってきた英語と辞書を活用して、懸命に話をします。中には、宮崎のソウルフード「チキン南蛮」を説明するのに苦労している班もありました。

15分で留学生は別の班へと移動します。2時間の中で、各班8人程の留学生と交流を図ることができました。
どの班も話が盛り上がり、1人の留学生当たり15分の交流では物足りないような様子でした。


2時間の交流会の間は、英語のみで日本語が聞こえてくることはなく、まるで海外の大学で研修をしているかのようでした。
また、留学生からも、バラエティに富んだ面白い質問が多くて楽しかったとか、中学生にも関わらず高い英語のスキルをもっていることに大変驚いたという感想をもらいました。

昼食をはさみ、前日のインタビューと、午前中の交流会を踏まえて、班別のプレゼンテーションが行われました。
プレゼンテーションの作成にあたり、再び留学生が各班に入り、英語表現におけるアドバイスを受けながら作成しました。


そしていよいよ発表です。
5分間での発表でしたが、インタビューの中で聞いた各国の文化や、日本への関心など様々なテーマでまとめ、英語を懸命に使ってプレゼンテーションを行いました。
ここでも、留学生からのアドバイスがありましたが、インタビューの結果を短時間で分かりやすくまとめていると高評価でした。

8班はネパールの行事について発表しています
10班は、各国の文化をまとめました
11班はおもに、日本文化をどれだけ知っているかを
インタビューしまとめました
最後はJ3Aの渡邊彩希さん(宮崎南小出身)が、
御礼の言葉を述べました。

国際的な視野を身につけるには、多くの文化に触れることが大事です。
APUでの研修は、多くの国の留学生とコミュニケーションをとることができ、子どもたちにとって他国の文化や習慣を理解するきっかけとなりました。

最終日は、九州大学での研修です。
九州大学の教授による講演や、本校の卒業生で九州大学に通う学生の話など、これからの進路について意識を高められる研修プログラムが予定されています。
2泊3日の研修ですが、子どもたちは確実に成長しています!