生徒たちはそれぞれ「グー」「チョキ」「パー」を出していますが、決して遊んでいるわけではありません。
先週おこなわれた美術の試験問題の1つに、「グー」「チョキ」「パー」のいずれかの手の形をよく観察して描きなさいという実技問題がありました。上の写真はその時の様子です。
自分の手をじっくりと観察することは、なかなかありませんね |
みんなよく観察をして描いています。
主要5教科(国・数・英・理・社)以外の教科を副教科と呼んだりします。
美術や音楽などの専門の学科を受験しない限り、大学入試に副教科の試験はありません。
しかし、受験先の大学には5教科+副教科の5段階評価も送られるので、副教科もしっかりと取り組まないといけません、とよく言われていると思います。
副教科も大切にしてほしい理由は、それだけではありません。
今回の試験の様子からも、生徒は一生懸命に観察し、それを絵の中に表現しようとしています。
観察力、表現力は社会に出て活躍するには必須の力です。
副教科は、そうした力を引きだして、伸ばしていける教科なのです。
もちろん、大学進学を目指す以上、5教科の学力が特に大事であることは言うまでもありません。
さて、試験には絵文字(漢字に使われている線や点を、その漢字をイメージできるイラストに置き換えて表現する、いわゆるデザイン文字)を作ろうという実技もありました。
お題の漢字は「美」「読」「街」「波」「動」「夏」の中から各自で
選んでいます |
「夏」を選んだ生徒が多かったようですが、それぞれに季節を感じられる工夫が見られますね。