2014年2月7日金曜日

2014.2.7 ネバネバ

化学部のようすをお伝えします。

小学生から高校生まで楽しめる教材の1つに“スライム”がありますね。
特にめずらしい実験でもありませんが,化学部顧問が「今日,スライムを作ろうと思っている。」
とおっしゃるので,

「では,硬さの違うスライム作りのデータ取ってください!」

と頼んだところでした。

スライムは洗濯のりに含まれるPVA(ポリ・ビニル・アルコール)と
ホウ砂を混ぜ合わせることにより作ることができます。

ホウ砂の飽和水溶液と,濃度の異なるPVAを班毎に作りました。

材料をそろえれば,後は混ぜるだけで簡単に!

びよ~~~ん。

硬いスライム



やわらかいスライム


硬いスライムを放置した様子


やわらかいスライムを放置した様子


スライムは火山の学習のときに,マグマのねばりけにおける火山の形の違いを考えさせるときによく使用します。

ねばりけの強いマグマが,白っぽくて溶岩ドームができやすい火山を形成。例として雲仙普賢岳など。
ねばりけの弱いマグマが,黒っぽくて平べったい火山を形成。例として三原山など

マグマのねばりけは二酸化ケイ素の量が関係し,二酸化ケイ素の量が多いと白っぽくてねばりけの強いマグマになります。


ちなみに,スライムでは洗濯のりの濃度が濃いほどねばりけが増しますよ。
みなさんもチャレンジしてみましょう!