2013年11月7日木曜日

2013.11.7 金属がたちまち出現!?

今日は化学部の実験の紹介です。

テーマは,“メッキでネームプレートを作ろう!”

今日使う試薬は,塩化銅水溶液です。
中学生の教科書にも登場する物質ですね。

銅イオンが水溶液中に存在しているとき,
その水溶液の色は鮮やかな青色を示します。
さて,これをどのように使うのでしょうか!?

何やら細かい作業中。
アルミ板にマスキングテープを貼り付けて文字を書いているようです。

うむ。
イニシャルなどをマスキングテープで書いたようです。
縁取りもしています。


準備ができたら塩化銅水溶液に浸します。
たちまち反応が起こる!
アルミ板の表面に茶色の物質が付き始めるとともに,
塩化銅水溶液の色が薄くなってきているような・・・



5分ほど反応した後,
水の中で茶色の物質を振り落とします。
かなりの銅が析出したのがわかると思います。
電気分解しなくてもこんなに反応するものとは・・・!

水から取り出した後にマスキングテープをはがすと・・・

すばらしい!
きれいなネームプレートができましたね!
マスキングしていない部分が銅メッキされていい具合に背景色となりました。
ちなみに画面右上にあるのが元のアルミ板です。

イオン化傾向のことはまだ教えていなかったですが,2年生にはイオンを1年次に覚えさせていたので少しイメージができたようです。
現在授業の内容が水溶液とイオンの分野なのでちょっとした予習にもなりましたね!