今日は特に行事ネタがなかったので,自作の実験道具を紹介します。
タイトル「不思議な箱」
見てのとおり,いたって普通の箱です。 中心に黒い仕切りがあるのが分かるでしょうか。 |
見れない人は以下の説明でご勘弁を。
ありゃ!?
ボールペンが黒い仕切りを貫通したぞ?何で?
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箱を開けてみると, ん?黒い仕切りが見当たらない・・・なんで? |
これ,光の性質である“偏光”とう性質を利用したものです。
この薄っすら黒いフィルムは“偏光板”と呼ばれるもので,ある方向にのみ振動している光のみ通過させる特殊な板です。
イメージとしては,格子状にたくさんの線が入っていて2枚重ねたときの線が並行に重なれば見える(光が通過する),垂直になれば見えない(光が通過しない→暗くなる)というもの。
この装置は,以下のようなつくりです。
2枚重ねると明るいところと暗いところが出てくる。 これが黒い仕切りの正体でした。 |
こんな面白いことも。 CDケースにペタペタとセロハンテープを重ねていき,2枚の偏光板で挟むと・・・ |
ステンドグラスのような模様が・・・!
すごいですね~
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意外と身近に使われている偏光板。 代表的なものといえば液晶です。 いわゆる文字として見えている黒い部分は逆に“見えていない部分”。 偏光板を90度回転させてみると見えたり見えなかったりします。 偏光サングラスでも同じ実験ができますからぜひお試しあれ。 |