2013年11月19日火曜日

2013.11.19 不思議な箱で実験

今日は特に行事ネタがなかったので,自作の実験道具を紹介します。

タイトル「不思議な箱」

見てのとおり,いたって普通の箱です。
中心に黒い仕切りがあるのが分かるでしょうか。
ここで,こんな動画を。
見れない人は以下の説明でご勘弁を。

ありゃ!?
ボールペンが黒い仕切りを貫通したぞ?何で?
箱を開けてみると,
ん?黒い仕切りが見当たらない・・・なんで?
という,科学手品です。
これ,光の性質である“偏光”とう性質を利用したものです。
この薄っすら黒いフィルムは“偏光板”と呼ばれるもので,ある方向にのみ振動している光のみ通過させる特殊な板です。
イメージとしては,格子状にたくさんの線が入っていて2枚重ねたときの線が並行に重なれば見える(光が通過する),垂直になれば見えない(光が通過しない→暗くなる)というもの。

この装置は,以下のようなつくりです。



2枚重ねると明るいところと暗いところが出てくる。
これが黒い仕切りの正体でした。
こんな面白いことも。
CDケースにペタペタとセロハンテープを重ねていき,2枚の偏光板で挟むと・・・
ステンドグラスのような模様が・・・!
すごいですね~
意外と身近に使われている偏光板。
代表的なものといえば液晶です。
いわゆる文字として見えている黒い部分は逆に“見えていない部分”。
偏光板を90度回転させてみると見えたり見えなかったりします。
偏光サングラスでも同じ実験ができますからぜひお試しあれ。