2年生の理科の授業風景をお伝えします。
今日は“電解質水溶液と金属板から電流を取り出す!”というテーマで。
まあ私が解説するまでもなくポピュラーな実験です。
こちらから準備した水溶液は,食塩水とうすい塩酸。
金属板は銅,鉄,亜鉛,アルミニウム,鉛の5種類用意し,いろいろな組み合わせにおいて電圧が生じるかどうかを調べました。
電圧が生じたかどうかについては,電子オルゴール,光電池モーター,電圧計を用いました。 |
う~ん,どの組み合わせがいいのかな~。 |
微弱な電流についてはテスターや検流計で。
写真の液体はシジミ汁。
ちゃんと電流取り出すことができました!
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こちらは台所用洗剤。 けっこう大きめの電圧が生じるようです。 |
果物電池に挑戦。 電圧が弱く電子オルゴールの音も小さかったですね。 音を大きくするための工夫も考えていきましょう。 |
こんにゃくゼリーからも電流を取り出せました。 そのままつるっと食べたいところですが, 金属イオンが溶け出すので絶対に食べてはいけません! |
18世紀にガルバーニという研究者が解剖したカエルの足が金属に触れると生きているように足が動くことを発見し,その研究に興味を持ったボルタがいろいろと研究し,最初の電池を発明。
電圧の単位「ボルト」は,彼の名前からとったものですね。
1800年にロンドンの王立協会に報告し,電池が作られるようになり電流の実験ができるようになったそうです。その年に,ボルタはパリでナポレオンの前で公開実験し,それに感心したナポレオンはボルタに金メダルを贈ったという記録があります。
電気の話でナポレオンとボルタがつながるとは意外でした。