2013年8月5日月曜日

2013.8.5 宮崎大学の出前実験を実施しました

今日は,宮崎大学農学部応用生物科学科の先生が来られ,本校の理科室にて出前実験をしてもらいました。

今年度で2回目の試み。
今年は中学生まで対象を広げ,中学1年生から高校3年生までの生徒が参加しました。

今日の実験のテーマは,
①薄層クロマトグラフィーを用いてアミノ酸を分離しよう(黒木先生)
②食品成分の抗酸化力を科学しよう(仲西先生)
でした。

普段やらない実験だからドキドキ・・・

中学生と高校生が混ざって授業を受けました。

器具の扱い方をしっかり聞きました。

正確に量りとれるかな。

途中,臭いが強くて窓を開ける場面も。

マイクロキャピラリーを使ってさらに細かい作業をしました。

宮崎大学の学生の方もサポートしてくれました。

少しずつ慣れてきたかな。

分からないことをいろいろ質問してみました。

薄層プレートに各アミノ酸をスポットし,
展開溶媒が入ったビーカーに入れ,
1時間ほど待ちます。

普段扱わない器具を使えてよかった!

2番目の実験。各液体の抗酸化力を調べます。

各溶液を5倍に希釈。ここでも慎重な操作。

中学生と高校生との交流の場ともなりました。

やっぱり実験って楽しい~!

真剣な表情。科学者って雰囲気が出てるよ!
薄層プレートをドライヤーで乾かして・・・

ニンヒドリン溶液を噴霧器で吹き付けます。


ホットプレート上に置くと,あら不思議!色が出てきました。
色が出てきたスポットがアミノ酸がある場所です。

すご~い!

分からないものをXとしていました。
同じ種類のアミノ酸の位置が分かるので,
この実験ではGとWとKを含んでいることが分かりました!


抗酸化力を測定するのにDPPH(ジフェニルピクリルヒドラジル)という物質を用いました。
酸化能力を持っているときは紫色を示しますが,抗酸化力がある物質と反応すると紫色が消えます。
お茶やコーヒー,醤油,オレンジジュースなど,多くの液体に抗酸化力がありました。

含まれる抗酸化物質のリストを確認。
いろんな種類があることが分かりました。

発見したことをしっかりメモ。とてもよい勉強になりました!

宮崎大学農学部応用生物科学科は,
主に,生命・食料・環境について研究しているそうです。
私たちの生活に密接に関係している分野ですね。
今日の実験もとても興味深い内容でとても刺激的でした。

企画していただいた山崎先生,
実験をしていただいた黒木先生,仲西先生,
そしてアシスタントをしていただいた北岡さん,福島さん,
大変ありがとうございました!