2013年7月25日木曜日

2013.7.25 試験に対する取り組み方

今日は特にネタがなかったので,ちょっと勉強の話をしたいと思います。


少し前に2年生のクラスで話したことです。
定期考査はある限られた範囲しか出題されないが,模擬試験や入試は実力問題。今まで学習してきたことがきちんと頭の中に入っているかが試される。特に次の模試の範囲は少し前に習った内容が主になってくるだろうから,1年生のときに習った内容をしっかり復習しておこう。」

模擬試験が近づいたときに,模擬試験対策をしたりしますがこれについては一長一短だと私は思っています。傾向やある程度の出題範囲を知っているかどうかで心構えがまったく違うので,過去問対策をすると点数は取れやすくなるでしょう。しかしながら,実力を試すのに対策がいるのか?という疑問もあり。「ほら,これが今の実力だぞ。この部分が弱いんだ。」と知る必要もあり。

大学入試の赤本などの使い方も注意が必要だと思います。もちろん出題傾向は早い時期に知っておくべきでしょうが,扱う時期も大事でしょう。高3の秋くらいに赤本を全部解いたとしましょう。でも,その時期はセンター対策はもちろん,二次対策なんて手がつけれていないのが現状です。いわゆる“言い訳ができる”時期です。その言い訳ができる時期に“すべての過去問”を解いてしまうのは勿体無いと思います。パラパラっと傾向を見るのは早い時期でもいいと思いますが,具体的に入試過去問を解くのは“言い訳ができない”状況で,しっかり時間を計って本番さながらにやるのが上手な過去問の使い方の1つではないかと思います。

それじゃ入試に間に合わんのではないか?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。だからこそ,早い時期に学習をしっかり積み重ねて“言い訳しないでよい状態”を早い時期に作ることが大事なのではないでしょうか。

今日の三者面談の生徒は,勉強もそこそこやっているし問題集もよく解いている。でもなかなか点数が取れないと話していました。原因は色々あるとは思いますが,まず本番さながらの気持ちで解いていないんじゃないか?と聞きました。すぐに解答を見てしまったり,解法や語句を調べる作業を間に入れてしまってないか?と。また,その解いた内容について添削してもらうなどの自分のミスを評価してもらうことを怠っているんじゃないかと話しました。生徒にとってはこれが正解じゃなかったかもしれませんが,今行き詰まっている方法を続けるよりは何か勉強の方法の弱点を見出し,他の方法を試すという行動に移す必要があると指導しました。

特に高校の内容は飛躍的に難しくなります。そのベースにあるのが中学校の内容です。そのまたベースにあるのが小学校の内容です。だから,今やっている内容を舐めたらいかんのです。

と偉そうに語っていますが,自分自身なかなか実行できなくて悔しい思いをしたものです・・・(笑)
だからこそ生徒たちには後悔をしてほしくないと思っています。
生徒たちにはいつも言っています。

「卒業するときに,やっておけばよかったなんて絶対言うな。」
「自信を持て。だけど過信はするな。」

自分に対する叱咤激励でもあります。
みんないっしょに頑張りましょう!