2013年6月29日土曜日

2013.6.29 情熱の旋律とともに

本日は、3,4校時の時間を使って、シンガーソングライターの甲斐完治さんと、中国語講師の劉薇先生をお招きし、「国際理解講座」を行いました。

講師のお2人です

甲斐さんは、自分の挫折の中で、ふと訪れた中国で様々な発見に驚き、気付かされたことで、今日の自分があることを教えてくださいました。

まずは、甲斐さんの好きな言葉から。

  中国・南宋の詩人 陸游の詩の一節

      汝果欲學詩、
      工夫在詩外。
      (汝果して詩を学ばんと欲せば、工夫は詩の外に在り。)
      「あなたが、もし詩を学びたいと思うなら、努力は詩以外の現実生活にこそ注ぐべきだ。」  

「中国に行き、地方を歩いていると、子どもたちが私の後を付いてくる。
子どもたちは、私が飲んだペットボトルの空き容器を売って、
学校に行く足しにしたいそうだ。

そこで出会った子どもが、
“生きるために学びたい”と口にしていた。」

それが、甲斐さんを、「中国に学校を作りたい」という思いに駆らせたきっかけだということです。
そして、その思いを果たすために、音楽活動に取り組み、中国に学校を作ることができたそうです。


…ということで、生徒のために何曲か曲を歌ってくださいました!

熱唱する甲斐さん
生徒たちも、スーっと引き込まれるように聴いていました
甲斐さんのボルテージも上がる!
生徒たちも楽しそうに演奏に耳を傾けていました

本当に、御年60歳とは思えない声量と迫力に圧倒されました。お話も歌も、本当に楽しく、そして胸に言葉が入っていくような気持ちで聞くことができました。

また、劉先生は、中国語の簡単な挨拶をはじめ、広大な土地に56もの民族が住んでいることを教えてくださいました。

建国記念の貴重な切手シートです 
中国語の発音は難しかったです...
中国語の挨拶を教えてくださいました
生徒たちは、見よう見まねで発音の練習をしました
いつもは習わない言語を学ぶのは、やっぱり楽しかったようです

最後に、劉先生が「私は日本が大好きです。」とおっしゃってくださいました。私たちの暮らしの中で、中国から学んだことは数知れずあります。また、J3になれば漢詩を学び、中国の古人の考えを学ぶ機会もあります。
今回の講演を経て、生徒の皆さんが、広大な中国からアジア、そして世界へと生徒の視野が広がることを望んでいます。
生徒の皆さん!これからも、たくさんの国を知り、そして日本の知識も深めましょうね。